チンクエチェントのオイル漏れの修理依頼です。

いつもの様にリフトで上げて観察します。

エンジンとミッションの間からオイルが漏れてる様です。

以前から異音も発生してました。

クラッチ操作してる時に異音の変化もあるのでスラストベアリング(レリーズベアリング)も痛んでると思われるので、同時に交換を提案して了承してもらってから作業開始しました。

ミッションを下ろして再確認するとオイル漏れ箇所がエンジンクランクのR側シールではなく

ミッション本体からの漏れと判明しました。

フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 01 フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 02

シフト部を外して中の様子を見てみます。

フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 03

メインシャフトのベアリングが脱落してるように見えるのでミッション分解作業にかかります。

あまりの衝撃で途中写真を撮り忘れてしまいました……。

フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 04 フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 05

手振れでボケてますがベアリングレース部分にボールベアリングが少なくなってる様子です。

急遽部品を追加していきます。

届いた部品は対策部品?になってるのかボールでは無くローラーベアリングに変更されてました。

フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 06

メインシャフトベアリング及びオイルシールを交換します。

フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 07

ボールの数が足りないのでデフ部等も丁寧に探します。

削れた鉄粉が磁石に吸い付けられてました。

フィアット500 ミッションオイル漏れ 作業画像 08

組み上げてミッションを元どおりに組み付けて作業終了としました。

今回の修理はメインドライブシャフト部の軸受けベアリングが破損してシャフトが振れる為に

オイルシールからオイル漏れが発生したと推測されます。

走行距離が15万キロ走ってるので仕方がないのでしょうが、今後は走行距離が多いチンクに対しての作業には注意が必要な事がわかりました。

単にクラッチ交換作業でも対策品に換えられてるかどうかの確認は必要です。

デュアロジック車も構造は同じなので要点検の必要性を感じました。